最近めまいがする。いやめまいというより一瞬意識が飛んでいるような気がする。年かなって思ってたけど、どうやら寝不足と緊張がこのところ続いているせいだ。
目次
- イントロダクション
- 今日のテーマ
- それぞれについての解説
- 再度ポイントのまとめ
- カウンセリングの現場では・・・
- 逆説的考察
- 映画で考える心理学
- エンディング
今日のテーマ
- 人間関係の問題は3つの柱で構成されている
- 我々はこの3つを混乱して、問題を複雑に見てしまう
- どの柱に問題があるのかに気づくことがまずは大事/li>
コミュニケーションの問題は、人間にとっての重大テーマですね。。。
それぞれについての解説
- コミュニケーションの悩みの構造はシンプルに3つ
- 相手の中の問題
- 自分の中の問題
- 相手への働きかけの問題
相談に乗っていて、よくあるのが、特定の人とのかかわり方です。この人との問題を解決するにあたり、実は問題のある個所というのが3つあります。これをどこを明確にし、それに対して適切にかまう必要があるのですが、この3つを混乱させてしまう人がどうも多いようだと気づいたので、今日はそれをテーマに書きたいと思います。
相手がなぜそのような反応をするのかを理解するのは大事です。なぜなら、自分の中での受けとり方が変わると、あなたの接し方も自ずと変わってくるからです。また相手への理解は、あなたには見えていない違った視点や考えを取り入れることにより、あなたの理解のキャパシティ(容量)が増えることを意味します。たとえば、有名な例でいくと、とある男性が小さな子供を2人つれて地下鉄に乗ってきたのですが、子供が大騒ぎしているにもかかわらず、その男性は止めようとする様子もありませんでした。私は疲れていたのもあってイライラしていました。ですので、その男性に対して注意をすることにしました。「子供が大声をだして暴れています。あなたは注意しないのですか?」すると、その男性は言いました。「妻が突然なくなり。今葬儀の帰りです。あまりの突然のことに茫然として、子供が何をしているのか、まったく見えなくなっていました。すみません。」。もちろん見え方や背景の理解はもちろんのことですが、心理的なことを理解するのも、大事です。
※相手を変えようとする人がいますが、これはまず無理です。
自分の中で何が起こっているのかを整理、理解する
なんで、特定の人との間で問題がおこるのか、あるいは人と接すると特定の問題がいつも起きるのか、そのメカニズムの理解は問題解決に大いに役にたちます。子供のころの親との経験や心象風景が再起し、それに囚われているときもあります。自分の中で一体何が起こっているのかよくわからないということは、大の大人でもよくあることですし、わかったと言っている人のほうが、自分の中の問題に気付いていないことは多いです。知ることにより、自分の受け止め方を変えたりする方法をいろいろ取ることができます。
相手に対する自分の働きかけかたを変えるという方法もあります。自分のその人にたいする具体的なアプローチ方法のまずさをしり、それを改善することで、相手との間で発生するコミュニケーションの問題を解決しようとするものです。
こうやって書き出すと、どれも当たり前のことなのですが、ほとんどの方がこの悩みに陥ると、これらの要素がぐちゃぐちゃになって、どれを今整理しているのかわからなくなるケースがホント多いです。一気に整理を進めようとはせず、ひとつひとつ丁寧に解決に努めることが、かえって他の問題も軽くできたりと、誠実な道が実は一番の近道です。
再度ポイントのまとめ
- 人とのコミュニケーションでの問題は3つのポイントを混乱しているから
- 相手の中の問題
- 自分の中の問題
- 自分の相手への働きかけの問題(方法の問題)
基本はこの3つで成り立っているのを知り、問題を切り分けることが重要
カウンセリングの現場では
前述の通り、人間関係にトラブルを抱えている方は、この3つの要素を混乱している場合が多いので、カウンセリングを通じて、どれを自分の本心は重要視しているのか、本当に解決したいと思っているのかの気づきを促していきます。知識や手段が欲しいのであれば、それを、自分の過去のトラウマや、どうしようもない怒りや悲しみが原因であれば、それを開放したり癒したりのお手伝いをします。
逆張りを考える
シンプルになってしまいますが、コミュニケーションが3つの点から成り立ち、解決するのであれば、逆の言い方をすると、コミュニケーションを壊す要素は、相手の誤解(相手の置かれた立場を一方的に偏見で見ている)、自分の不充分な理解(自分の感情がどうしてそうなるのかメカニズムを知らない)、間違った相手へのアプローチ(具体的な方法)といえますね。この方がわかりやすいなあ。
映画で考える心理学
エレファント・ソング
カナダ映画。有名オペラ歌手の息子が、母が自殺する際に、錠剤を飲んで苦しんでいる状況をそのまま見過ごして以来、精神病院に収容されている。彼の担当医が突然連絡もなく消息不明となった。病院長が急きょ彼を呼び出し、担当医の居場所を突き止めようとするが、知性も高い彼は、病院長を手玉にとり、状況をコントロールしようと、あれこれ突拍子もないことを言う。この面談は一体どこへ行くのか?トリックスターの元型イメージの一つとして主役を見ると面白い。実際病院長は彼の登場で病院長の立場を失うが、自分が精神科医に向いていないという事実を受けとめ、今の妻を愛しておらず、前の妻に戻ろうと、自分の本心に素直に生きることをトリックスターの登場でプッシュされる。
主役のグサウェイ・ドランは監督もやるカナダの俳優。
出だしの続き。。。
というわけで、息子よ、そろそろ夜中に起きてはしゃぐのはやめてくれ。。。