7キロあるいた。黙々と歩いた。とくに考えることもなく、「ああこんなところあったんだあ」と思う程度。
7キロだと、都内の鉄道駅でいうと7駅分弱。当然疲れた。
家に帰り、おいしい夕飯。そして風呂に入り、大好きな読書。そして床に就いた。ああ素敵な日曜日。。。
目次
- イントロダクション
- 今日のテーマ
- それぞれについての解説
- 再度ポイントのまとめ
- カウンセリングの現場では・・・
- 逆説的考察
- 映画で考える心理学
- エンディング
今日のテーマ
- 眠れないときにおこなうおまじないを1つ手に入れられます
- 眠れない理由がすこし分かります
それぞれについての解説
- 眠れないのは交感神経が興奮しているから
- 暑すぎる、寒すぎる
- 考えすぎ
- 不安・心配事
- 寝ようとしている
- 交感神経の高ぶりを抑え、副交感神経を活性化する
- 深呼吸(瞑想)
- 右手に神経を集中させ、右手が重くなっていくのを感じます。
- 左手(右左は逆でもよい)に神経を集中させ、左手が重くなっていくのを感じます。
- 右足に神経を集中させ、右足が重くなっていくのを感じます。
- 左足に神経を集中させ、左足が重くなっていくのを感じます。
- 右手に神経を集中させ、右手が暖かくなっていくのを感じます。
- 左手(右左は逆でもよい)に神経を集中させ、左手が暖かくなっていくのを感じます。
- 右足に神経を集中させ、右足が暖かくなっていくのを感じます。
- 左足に神経を集中させ、左足が暖かくなっていくのを感じます。
- 心臓を意識します。そしてゆっくーり脈を打っているのを感じます。
- 暖かい血液が体内に流れていくのを感じます。
- シュルツの自律訓練法
身体が適度な温度を保とうとして、活性化します。暑いのであれば汗をかくことや呼吸をすることで、寒いのであれば体を身震いさせることなどによって適度な温度にしようとしています。この時、脳はリラックスしていません。暑いお風呂から上がった直後や、運動直後も、暑いからだを冷やそうとするために、すぐに眠ることはできません。ただし運動のあとは一旦落ち着くと、一気に副交感神経が働いて、眠れます。
ワクワクするようなことや、逆に不安でしょうがないことを考え続けるのは、脳を活性化しています。
不安や心配事ばかり考えているときも、脳は活性化しています。無意識の世界は現実と想像(イメージ)の違いがあまりわかりません。敵がおそってくるかもしれないというイメージや身体感覚は、戦闘や逃避体制に体をしてしまいます。寝るためにリラックスしている状態とはまったく正反対の体の状況を作りだしているといえます。
寝ることに囚われているとき、実は脳の動きは活性化しています。寝る体とは真逆のことをしているのです。「今寝ないと、明日仕事に支障が出る」「早く起きないといけないのに、なんでねむれないの?」「お願い、眠くなって!」というのは、すべて、脳を活性化させることをしているのです。どんどん眠れない理由や、心配をあげたり、あるいは眠れ眠れと努力することは、どんどん実は脳を活性化させているのです。
要はリラックスすればいいわけです。
ゆったりめの音楽を聞いたり、樹木のそばに出かけたり、お茶を飲んだりと方法はいろいろありますが、
ここでは、布団に入っていても、移動中の新幹線や飛行機でも、誰でもいつでもできる方法を記述します。
まず口は閉じて、鼻で息を大きく吐きます。
吐くときには丹田(へそ下3寸)や横隔膜を意識するのが望ましいです。
坐っているのであれば、姿勢を正す(骨盤を縦にした状態で座る)のがよいですが、寝ていてもかまいません。
息を吐ききってください。そうすると自然と息を吸い始めます。
吸うときも丹田(へそ下3寸)や横隔膜を可能であれば意識してみてください。
1分ぐらいを目安にやってみてください。気持ちがよければ5分ぐらい続けても構いません。
※深い呼吸は交感神経を弱め、リラックスするためのセレトニンを誘発します。
最初はあまりうまくできないかもしれませんが、だんだんできるようになります。
次に
次に
※上記の手足の重くなる、暖かくなるをしっかり時間を十分とってやっていれば、この段階で脈が速すぎるということは通常ありません。
これは19世紀初頭にシュルツというドイツ人のお医者さんが、リラックスしている人に共通している体の状態を分析しているうちに発見したものです。彼は、リララックスした人はみな手足の温度が高く、重くなっていることを見つけ、それを意識的にやっても、リラックスした人と同じようになることを発見しました。ここではそれを書き出しました。賢明なみなさんお気づきのとおり、ここでの動詞はすべて現在進行形(~ing)です。そうなっていく変化をゆっくりと感じていくのがポイントです。
寝るためにリラックスしなければならない!ってリラックスを頑張る人がいますけど、頑張った時点でリラックスではありません。目的を無くすことで頭をからっぽにして休ませるのがリラックスです。寝よう!も不安や心配ごとも頭を使います。このシュルツの自律訓練法の秀悦なのは、意識して頑張るのに頭が空っぽになるところです。もっともこういったことは禅や仏教の世界ではすでに知れたところなのですが。。。
再度ポイントのまとめ
- 脳が興奮すると眠れない
- 脳の興奮をおさめる方法
眠ろうと頑張る!と脳が興奮します。
両手足の重さを感じる
両手足の暖かさを感じる
心臓の暖かさや脈を感じる
体内を循環している血液の温かさを感じる
カウンセリングの現場では
文字で書くと、Aその情報を読んだだけで効用や本質を決めてしまう人(つまり読んで終わりの人)、Bまずやってみる人。の2つにその対応は分かれます。Aの人は気づきに時間がかかる人、Bの人はすぐに改善に取り掛かれる人。クライアントさんがAの場合は相当手こずることも多いです。自分の問題が簡単に解決してしまっては困ることがあるから(理由は十人十色)なのですが、この場合もこんな手法で改善するというのが受け入れられないという思い込が存在していることに気付いてもらうワークから始めるケースも多々あります。いずれにしても自律訓練法は有用です。
逆張りを考える
「寝るのにあたって。寝ないといけないって思ってはいけない。寝ることを考えないと寝られる」
文字で書くと何を言っているのか理解が難しい文章になってしまいます。カウンセリングでは(というか、人生を生きる真理を考えていくと)こういう場面が多々あります。文字や言葉の限界はビトッゲンシュタインが証明しています。実際にやらないと伝わらない世界が本当の世界なのです。また、本屋やネットには簡単な問題解決が流行っていますが、ここに描いたように、直線的に結果を求めると、実は弊害の方が大きかったり、案外その結果を手に入れられなかったりすることは多いです。合気道の世界では、相手を倒そうとすると技がかかりません。ですが、相手が存在しないものとして技をやると技が決まります。このサイトを読んでいる方は、そういった巷の安易な解決法には騙されるような人ではないと思いますが。笑
映画で考える心理学
鉄の女と呼ばれたイギリス初の女性首相。世界の中心でなくなり、失業率が急上昇。労働争議が頻発するイギリスにその栄光とプライドを取り戻すため、国営事業を次々と民営化し、競争原理を取り入れた人。そのサッチャーが床に臥せる晩年から、過去を回想するストーリー構成になっている。フォークランド紛争の時には男性顔負けの振る舞いをし、参戦決定の際に「この部屋には私以外に男性はいないのか?」といったというのは有名な話。映画には出てこないけど、この時ユーロに加盟しなかったことで、今通貨政策を独自に展開できる自由を確保できているのは先見の明があったといえる。彼女の根底にあったのは、人は高貴で個々は能力があると同時に怠けるということ。そのためには自由競争を絶対視していたようだ。ぶれ続け、どこにいくのか不安と不満がうずめくとき、「父性」というものが必要なるが、その父性をこのようなぶれない哲学をもった「女性」が務めた点が面白い。日本のように神様の世界(高天原)の中心人物が女性の太陽神になっているのと違い、あちらはキリスト教で父性中心の世界感。決断力のある父性をも状況によっては使い分けるが、基本的にはなんでも歓迎し、吸収するという「母性」が西洋の政治の世界でさえ必要となった瞬間かもしれない。強い自我を求めるのは世界の流れに逆行している?
メリル・ストりープ、ファッション雑誌編集長から英国首相までなんにでもなるな。。。
出だしの続き。。。
寝てすぐに子供が泣きだす。何を気に入らないのか泣き止まない。妻も疲れて手におえない。
鳴き声はどんどん大きくなってくる。あー、バランスってどっかで取らされるのかしら。。。