久しぶりにテレビをなんとなく見る。50歳を超えてニートという人が登場。お母さんの年金で暮らしているらしい。社会に出て、自動車販売に携わるも1台しか売れず退社。しかもその1台は免許をもっていないお父さんが買ってくれたものだった。40歳の時にミュージシャンになると突然言って退社。今は吉本興行のお笑い養成所に入って芸人を目指しているという。
目次
- イントロダクション
- 今日のテーマ
- それぞれについての解説
- 再度ポイントのまとめ
- カウンセリングの現場では・・・
- 逆説的考察
- 映画で考える心理学
- エンディング
今日のテーマ
- すべては選択だということに気づきます
- 心配も選択であると気づきます
- なぜ心配している状態を選択するのか気づきます
- 心配を続けるデメリットに気付けます
心配の時間を短縮し、生産的につかおう!
そして、すっきりした気持ちで生きよう!
それぞれについての解説
- まず、我々は常に今の行為を選択していることを知ろう
- 心配がやめられないのは、それを自分で選んでいるから
- 心配することを選ぶのは、なぜか?
- まだ心配することを選択しますか?
- 心配を止めるワーク
突然ですが質問です、
その前に、まずあなたがいる部屋をひとおり、ぼーっとで結構ですので、見渡してみてください。見渡したら、次に書いた問を読んでも、頭を動かしたり、目をそらしたりしないで、記憶だけを頼りにやってみてください。
「あなたの部屋にある赤いものって何がありましたか?」
しばらく、記憶をたよりに、回想してみてください。
もうでてこないとおもったら、またぼーっと頭をや目線をうごかして、あなたがいる部屋を一通り眺めてみてください。
たくさん赤色を発見したのではないでしょうか?
それは今、「赤色」に焦点を当てたから。つまり「赤色」を見るということを選んだからです。その証拠にもう一度頭と目線を固定して、次の質問を読んでみてください。
「あなたの部屋にある青いものって何がありましたか?」
そうです、次に見回すと、青が飛び込んでくるようになるのです。青を選ぶということをあなたはしているのです。全部書くと長くなってしまうので、別に描きますが、このように我々は無意識のうちにその行為を「選択」しているのです。
心配もまたあなたの「選択」です。恐らく無意識が勝手に選択しています。
つまり、いろんな、見ていいもの、見えるものがたくさんあるのに、あえて、意図があって、心配ごとを見るようにしているのです。無意識が勝手にやることなので、気づいていない、知らないかもしれませんが、心配事が発生した瞬間をものすごく注意深く観察すると、これに気づくことができます。赤色が見えたり、青色が見えたりするように、心配事を選択し、それが見えている。いろーんな色があるのにそれに気づけないように、いろーんなものの見方があるのに、あえて心配ごとを選んで見ているのです。
ずばり、脳にとって楽で快だから。です。
えーなんで心配することが楽で快なの???
1.そう考えることになれている
新しいものの見方は脳にとって疲れます。
2.行動しなくていい
行動することで発生する実際の失敗に直面しなくてすみません。
行動することで発生する責任を取らなくて済みます。
行動することで消えてしまう残りの選択肢を捨てずにずっと持っておけます。
行動することで使う、労力、お金、時間をつかわずにすみます。
行動することで判明する、自分の弱さ、かっこ悪さと直面せずに避けられます。
3.立ち向かわなくていい
負けないですみます。
心配してるだけ!ってずいぶん楽だと思いませんか?
そして、心配し続ける人は、この心配していることでトレードオフになっている大きなデメリットに気づきません。それは
1.時間を失っている
心配に没頭するのは非生産的です。こういう可能性があるからこうしようとすぐなるための心配は別にして、心配のための心配。解決のないことをぐたぐだいう。どうにもならないことをぐたぐだいうのは、時間を失う行為にほかなりません。
2.エネルギーを浪費している
心配するときもエネルギーを使っています。それは人間の一種の防衛反応ですが、非生産的なことにエネルギーを使うと、疲れもたまり、眠りも浅くなります。
3.つまり心配が非生産的であることに気付いていない
つまり、今の快楽と引き換えに多くのものを実は失うことを、選択しているのです。
再度ポイントのまとめ
- 人生はすべてあなたの選択で成り立っている
- 心配することで存在するメリットを実は選んでいる
- 本当は心配することで大きなロスをしているのに気付いていない
心配するのもあなたの選択
脳は楽しようとしているだけ
過度な心配は、時間の喪失、エネルギーの喪失と非生産的
カウンセリングの現場では
「しーんぱーいないからね~♪」
かなり昔日本で大ヒットした歌ですが、心配性の人にこの曲は聞こえません。あるいは耳障りなのではないでしょうか?嫌悪感や倦怠感を誘うかもしれません。とにかく「心配がだいだいだいすきー!」ていう自分の存在に気付いてもらうところがスタートです。ここを認めると結構簡単に脱出ができるのですが、ここがたーいへん。。。(汗)。なんせ世の中と180度言っていることが違う。あるいは次元が違う。ここでいろんな技が生きてます。
逆張りを考える
心配することは、人間に備わった必要な能力です。
起こりうる可能性が高くかつダメージが大きいのであれば、対策を立てるのは当たり前です。
心配しない人っていますが、これは無意識が無理やりこういったダメージを見ないようにしているだけで、これはとても危険。そういった意味で、心配するのは正常なんです。あくまで過剰がなんでもよくない。心配は一瞬。あとは行動。心配になったら、起こる可能性を調べましょう。この時脳みそは起こらない可能性を見ないように選択してしまうので、それに気を付ける必要があります。。。ああ、人間てなんて面倒につくられているんでしょう。。。この辺もまた書きたいところです。
映画で考える心理学
マトリックス
これ、別にコーナーを作って解説します。
コンピュータに支配された未来が舞台。人間はすでにコンピュータにとっての電源にすぎず、培養液で眠らされている。ところが、コンピュータによって意識だけは生きている。しかしそれは現実ではなく、我々が通常見ている世界。つまりこの映画は、あなたが今見たり聞いたりしていることは本当に起こっていることなのか?本当は夢を見ているだけで、まったく別の現実があるのではないのか?という問いかけがある。心配を選択するのも、現実をみないためだとすると、構造はこの映画と同じといえる。
監督のウォシャウスキー兄弟。今は姉弟。
出だしの続き。。。
このひと・・・心配性の方とは180度違うように見えるけど、むしろ心配性の人よりひどい。なんせ、心配することからさえ逃げているから。心配しないほうが楽だから、心配しない選択してるんだよな。お笑いやるのも、それが理由かも。でもこの人決して笑えない。自分もこんな逃避あるのではと怖くなりました。現代版ホラーだ!笑