目次
- イントロダクション
- 今日のテーマ
- それぞれについての解説
- 再度ポイントのまとめ
- カウンセリングの現場では・・・
- 逆説的考察
- 映画で考える心理学
- エンディング
今日のテーマ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
それぞれについての解説
- 自己実現
- 2.の解説
- 3.の解説
自己実現っていうと
やりたいことをやって生きている人。
何事も積極的にエネルギッシュにこなす人。
主体的に生きている人。
なんていうイメージをお持ちではないでしょうか?
自己実現という言葉自体は20世紀初頭にゲシュタルト心理学者で脳病理学者でもあったクルト・ゴルトシュタインが言い始めた言葉です。
アメリカで、当時心理学の研究というと、心理的な病の人を診るのが通常とされる中で、マズローは幸せな人の共通点を研究し、それを「人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ」の中で発表しました。これは人間の欲求の発展段階説を書いたものだといわれていますが、マズローは、自己実現へは自動的に発展する、つまり基本的欲求が満たされれば自己実現が自然とはじまるとは書いていません。生理的欲求→安全欲求→所属欲求→承認欲求までは自動的に発展するのですが、その次の自己実現欲求は別のものと言っています。これは前者は幼いころに満たされなかったものを見たいしたいという衝動つまり欠乏に対する欲求なのに対して、後者は存在そのものを求める欲求といわれます。存在欲求は前者の次にあるものでなく、別次元で、かけていても成り立ちまた、存在はこれらの欠乏感を解消するものともとらえています。
自己実現とは英語のself-actualizationを翻訳したものです。自己を現実化すること、と言い換えられます。ここでいう自己というのは、自分というより無意識の世界を含めた自分という意味でとらえてください。自分というと、自分が知っている自分のみが自分になりますが(ついてきていますか?笑)、無意識の世界を含めた自分というと、自分もしらない自分もひっくるめての自分ということになります。これが現実の世界に顔を出した状態、あるいは顕在化した状態、あるいは相当な意識化がすすんだ状態をself-actualizationといいます。
自己を現実化するって?
オリジナルは
マズローは心理学といったら病人を見る時代に、幸せな人を研究した
マズローは人間の欲求が満たされれば、最後に自動的に自己実現にいくとは言ってない
自我でなく自己を生きること
自我とはアイデンティティともいう
生育環境が作り出した価値観
自己とは本来のあなた(無意識)
自己は放置すると通常社会で生きていけない
夢をかなえることは自己実現でない
夢をかなえようとするのは自我。
自我の描く夢が実現しても自己が満足するとは限らない。
自己を生きようとすることはできるのか?
自己に気付くのはめちゃくちゃ大変
自己を受け入れるのはめちゃくちゃ大変
激しい怒りや嫌悪感=自分にそれがある(いる)ことに対する反応。否定
それを認めるのは至難の業 人は人のせい、環境のせいにする生き物 自尊心が大いに傷つく
エルザのように「ありのーままのー」で自己を生きられるのか?
「ありのまま」という言葉を選択する無意識は、押さえつけている感情の存在を認識していて、「それをもう出したいよ!」「限界が近いよ、限界だよ!」が本当にいいたい言葉!だからこの言葉が魂まで響く。ありのまま出して現状に満足しているのなら「ありのまま」っていう言葉を選択しない。だけど自我が自己を出させてくれないのにはちゃんと理由がある。それは、出すことは死ぬほどの苦しみを通らないといけないから。それは自我が一度死ぬことさえある。
ちなみに、英語のオリジナルの歌詞は「let it go」。これは今、執着しているものから一歩引け!なるようにならせよ!その状態でほおっておけ!
再度ポイントのまとめ
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