自分の不安を聞いてくれるのにふさわしい人とは?

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東京はすごいいい天気。湿度も高くないのに雲一つない晴天。おまけに普段あるもやみたいなものが今日はない。冬にこんな空はあるけど6月にあるなんてめったなことではない。。。(エンディングに続く)

目次

  1. イントロダクション
  2. 今日のテーマ
  3. それぞれについての解説
  4. 再度ポイントのまとめ
  5. カウンセリングの現場では・・・
  6. 逆説的考察
  7. 映画で考える心理学
  8. エンディング

今日のテーマ

  1. 相談する相手にとってふさわしくない人を知ることができます。
  2. 相談相手に求めるのは、心情の交流であることがわかります。
  3. 逆の立場に立って人の相談を聞くという態度も知ることができます

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それぞれについての解説

    不安や心配に囚われているとき、そのことを他人に相談するのは重要なことです。
    心理学的に考える「相談する」ということ
    もし仮に相談相手がみつからなくても、相談までいかなくても、話を聞いてもらうだけでも、それがない状態に比べてかなりすっきりした状態になるものです。ですが、話を聞いてくれる相手というのも誰でもいいというわけではありません。以下はその相談を聞いてもらうにふさわしくない人です。

  1. 答えをいう。いきなり具体的に解決しようとする
  2. 「あ、その問題はこうやって解決するんだよ。」
    問題を具体的に解決しようとしてくれるのですが、あなたは相手が自分を理解してくれた、話を聞いてくれたという気持ちにはおそらくならないでしょう。ありがたいアドバイスだし、相手の誠意もわかるのですが、しっくりこないわだかまりが残ります。自分の気持ちが相手から置いてきぼりにされているので、聞いてくれたという気になれないし、相手が理解してくれた気にもなれないからです。男女のコミュニケーションがうまくいかない時の理由はほとんどがこれ。男性が女性の「相談」の意味をこう捉えることで起こるミスコミュニケーションです。

  3. 話のテンポが自分と違う
  4. 「(めちゃくちゃ早く)そうなんだー、へー、そうなんだー、へー」
    これもなんだか話を聞こうと相手がしていないような気がしますよね。適当に返答されているのか、この話をされることを暗に拒否しているのか。と推測してしまいます。こちらの相談したいという気を萎えさせます。

  5. 裁判官として振る舞う
  6. 「あ、そうことはしたらだめだよ!」
    「だいたいなんでそんなことしたのさ?」
    「自分に対して甘いんじゃないの?」
    「それは間違っている!」
    批判や評価を受け入れる気持ちの準備もできていないうちからこういわれると、それ以降は自分の気持ちをさらけ出そうという気持ちが湧いてきませんよね。そうじゃなくて、私の今の気持ちをくみ取ってほしいのに!と逆に相手を批判する気持ちが湧くかもしれません。もちろんあなたの気持ちをくみ取ったうえで、あなたの同意のもと自分の意見を言っている人は別です。

  7. 自分の話をする
  8. 「へー、そうなんだ。それはつらいねー。私の場合はね・・・(といってずっとしゃべってる)」
    自分の話をしたいだけで、こちらの話を聞いてくれる感じが全然ないんだーと思ってしまいますね。

  9. 話をそらす
  10. 「へー、そうなんだ。ところで・・・」
    自分がしたい話には関心がないといわれたと捉えますよね。

  11. 無関心なしぐさをする
  12. 目線を全くあわさない(遠くをみたり、手元をみたりでおちつかない)
    ずっと手先で何かしら触っている(爪を触っている、髪を触っている、スマホをいじっている・・・)
    聞く気がない。関心がない。あなたに時間を取られていることをよく思っていない。という相手の無意識からのシグナルです。

    いずれにも共通していること。それは、あなたの気持ちは置いてけぼりということです。
    ですので、相手の気持ちを置いていかないことが重要です。
    相手に関心を向け
    相手とテンポを合わせ
    相手の話を批判や評価せず
    かつ相手の許可がない限り解決策の提案や提示をせず、自分の話もしない。
    こういう人こそがあなたの不安を取り除くのにふさわしい話し相手です。
    ひとことでいうと、あなたの気持ちに寄り添えて、心情の交流ができる人とも言えます。
    そして、実はこれ、指摘するまでもなく、あなたが人の話を聞いてあげるときにも言えることです。
    結構やっちゃっていませんか、コレ?特に相手が親しいと思っている人に対してやっていませんか?

再度ポイントのまとめ

  1. 相談する相手にとってふさわしくない人
  2. いきなり解決策を言う、話のテンポを合わせない、裁判官としてふるまう、自分の話をしてしまう、話をそらす、無関心なしぐさをする

  3. 相談相手に求めるのは、心情の交流である
  4. 人の相談を聞くときも、この点注意

カウンセリングの現場では

周りに信頼できる人がいるというのは重要です。カップルセラピーや家族セラピー、組織におけるカウンセリングを行う歳に、パートナー、親、リーダーに対して実体験をしていただきながら、理解を深めることを行っています。ロールプレイにより以上の6種の対応を取った場合、取られた場合自分の内面がどう感じるのか、じわじわと湧き上がるものを堪能してもらいます。

逆張りを考える

まあ、今日は書いていて思いましたが、こういう相談相手って普通周りにいませんね。大体人っていうのは、自分勝手だし、自分の話を聞いてほしいし、自分のムードやテンポを崩されたくなし、批判的だし、せっかちですぐ結論を急ぐし。。。だから自分の仕事が存在するんだろうな、とふと改めて思ったりしました。今日は逆から相談相手っていうのを浮き彫りにする説明をしましたが、そう思いました。

映画で考える心理学

イエスマン “YES”は人生のパスワード

ジム・キャリーのコメディ映画。すべてにNoといっていた主人公のカール(キャリー)が、ある日1つにYesといってうまくいったところから、次々にYesといい始めると同時に人生がどんどん好転していくが・・・というストーリー。1つの小さな成功を手に入れることがどんだけ心理的には大変か?そしてその成功を継続することがいかに重要か?だんだんそれが当たり前(自動運動)になっていくのか?まーコメディだからカンタンにさらっと行ってしまうのだけれども描画されている映画だと思った。考えずにYesということで、理由はあとからついてくるのが人生。理由より覚悟が大事なこともわかるかな。あ、これコメディだから現実でないってさえ思わなければだけど、それがまた難しい問題。

個人的にはデシャネルが好き。

出だしの続き。。。

・・・「しくじり先生」という芸人の大失敗を面白おかしく笑いながら、教訓や道徳を具体的かつ説得力のある経験者から学ぶという番組があるけど、それに「カンニング」の竹山さんの回があった。借金づけだったけど、返せる見通しがついたとき、家庭裁判所から出てきたら「空が青かった」と。借金漬けの日々はそれに気づくことさえできなかったと。今日は「青い空」に気付けた自分に感謝しよう。

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